ヘヴィメタル/ハードロック 珍PV

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メタルの珍PVとは

 ヘヴィメタル/ハードロック界には、珍奇なプロモーション・ビデオ(以下『珍PV』と略記)が多数存在する。ここで言うメタルの『珍PV』は、単に「面白いPV」という意味ではない。比較的硬派なPVが多いヘヴィメタル/ハードロック界にも笑いを誘うような面白さを狙って作られた作品はたくさんある。そういう面白さとは別に、作り手側が意図しない面白さ、いわば天然に生じた面白さを含んだものをここでは『珍PV』と呼ぶことにしている。

 言っておくが、ここで珍PVを並べた理由は決して“冷やかし”などではない。PVもまたアーティストの提供する作品の一つであり、我々メタルファンには楽しむ義務がある。このページはその楽しみ方のほんの一部を提示しているにすぎない。

何が可笑しいのか

 前述のとおり、ヘヴィメタル/ハードロック系音楽は比較的硬派な音楽である。このジャンルのアーティストやファンにしか分からない価値観や美学が存在する。そういったファンに向けてアピールした美学が、ときに真っすぐに理解されず空振ってしまう場合がある。例えば、MEGADETH の "Hangar 18" は大国政府の陰謀と地球外生命体の恐ろしさを描こうとするあまり、昔のB級SF映画のようになってしまった。他にファンの間では言及することが暗にタブー視されている BON JOVI の "Runaway" などは、思春期の少女の小さな反逆を表現しようとしたものの、演出面でも若かった(未熟だった)がゆえにファンに伝わりにくかった感がある。この手の作品はパワーメタルやヴァイキング系などフォーク(民謡)メタルのジャンルに比較的よく見られる。例を挙げると TURISAS の "Stand Up And Fight" は野に生きる者たちの勇壮さを現代的な小道具を用いて表現しようとした結果、そのミスマッチさだけが際立つPVとなってしまった。

 逆に、敢えて笑いをとりに行って大ゴケして珍PV化した例も存在する。BLACK LABEL SOCIETY の "Overlord" のPVは香港映画のパロディとなっているが、完全に曲が浮いてしまっている。BLS を知らない人にはまさかこのジャージ姿の拳法家がメタル界屈指の剛腕ギタリストだとは思えないだろう。おかげでPV発表当時、YouTube のコメント欄は世界中のファンの困惑の声で埋め尽くされることとなった。ちなみにこの曲のCD持ってるけど、まさかこんなPVだとは思わなかった。

 曲とPVの印象がかなり異なる場合もこれに該当する。特に悪魔崇拝者を標榜するブラックメタルや一部のデスメタルバンドがそれである。そもそも悪魔崇拝という常人とは異なる価値観を持ち、厭世的なはずの彼らがなぜそこらの一般アーティストがやるようなPVなる物を作っているのか?という冷淡すぎる質問が、ビデオを見ているときも潜在的に心の中で燻り続けているためだ。こういったジャンルのバンドは通常きわめて過激な音楽を演っているが、予算や演出上の制約からビデオの映像がその過激さに伴う場合は稀で、そのずれから珍PVが生まれる傾向が高いと考えられる。この手の話をする場合に避けて通れない IMMORTAL の "The Call Of The Wintermoon" はその典型で、過激な音楽を背景に野山を走り回る可愛らしい悪魔たちの姿には思わず口元が緩んでしまう。ファンによるパロディ作品が作られるほどの人気で、ブラックメタル的には完全敗北のビデオだが、商業的・名声的には大成功した例と言えるだろう。

 また、PVが作られる曲は通常アルバム中の中心となる曲であり、バンドの代表曲や名曲が多い。つまり曲の質の高さが映像の可笑しさを際立たせてしまっている側面も否定できない。特にヘヴィメタル史上に残るほどの名曲は、PVの奇妙さも併せて伝説となっていることがあり、JUDAS PRIEST の "Breaking The Law"DIO の "Rainbow In The Dark"HELLOWEEN の "I Want Out" などはその典型的な例である。

似て非なる例

 もちろん『世間的に見ればアホだがメタル的にはカッコいい』ビデオもあり、これはここでは珍PVとして扱わない。例えば、RATT の "Round And Round" では天井をぶち抜いて食卓の上でギターを弾くというアホさ加減だが、1980年代という時代背景や、バンド名と天井裏のネズミが掛け言葉になっているなどの知的要素もありメタルファンは一笑に付すことはできない。先ほどの BLACK LABEL SOCIETY も "In This River" のPVで、ザック=ワイルドが川の中ピアノをハンマーで叩き壊すという常人には到底理解しえない行いをしているが、この曲は亡きダイムバッグ=ダレルに捧げられたものであり、その怒りや哀しみを表現しているので泣くことはできても笑うことなど絶対にできない。

 他に一見馬鹿そうだが背景を考慮すれば笑えない例に ACCEPT の "Balls To The Wall" がある。このビデオでは若者たちが壁に手をつきヘッドバンギングを一心不乱にしている。壁はその力で崩れ落ちてしまう。何も知らなければただのメタル馬鹿の集団にしか見えない。しかし、ACCEPT はドイツのバンドであり、このアルバムは1983年に発表されているということを考えればこれが何を意味しているかおわかりだろう。つまり現実に祖国を東西に分断する壁を音楽(メタル)の力でぶっ壊そうという切実なメッセージが込められているのだ。そんな純朴な祖国愛を笑うことなど誰にもできない。

 先に、笑いを狙って作られているビデオは珍PVには含まれない、と述べた。少々曖昧かと思われるため、ここで挙げる一例をご覧になりご理解いただきたい。この手の馬鹿ビデオばかり作っているバンドの代表格である MUNICIPAL WASTE の代表曲 "Wrong Answer" "The Fatal Feast" のPVが分かりやすいかと思われる。このバンドのPVにはこのような一見グロい演出が多いのだが、これらPVはどこかユーモラスで、このバンドの個性をうまく表すことに成功している。スラッシュメタルという音楽性にもよくなじんでおり、先ほどの拳法家ビデオとは大違いである。こういった場合も即座に珍PVと判定しがたい。

 以下に、審議の結果珍PVと認定できなかったものの一例を挙げる。珍PVがいかに奇跡的な偶然の結晶であるかという事実を再確認する際の参考としていただきたい。

ビデオ(YouTube へのリンク)解説
Der Geistertreiber / BELPHEGOR 女優のわざとらしい叫び声、50秒前後当たりに現れる空飛ぶ悪魔バイクが高い評価を受ける。が、被り物がわりとリアルで雰囲気も出ており女優の演技も悪くなく、あらすじも分かりやすいために後半は得点が伸び悩み認定とはならなかった。
Dream Warriors / DOKKEN 序盤のドンのカメラ目線、大根臭くても叫び声だけはすごい女優が大きく評価される。しかしホラータッチになるあたりから「夢の中でも俺たちが君を守ってあげるヨ♥」というバンド側の言いたいことがはっきりと伝わり、最後にはオチもあるため惜しくも認定されず。中盤の演出が決め手となった。
The Forsaking / FLESHGOD APOCALYPSE デスメタルにバレリーナという意外な組み合わせ。さらに怪しいダンサー、突然血反吐を吐き始めるバレリーナと手堅く得点。が、一見唐突に見えるようで3人の人物のやり取りで何かを暗示していることが推測され、さらに曲とダンサーたちの動きが合っていて映像作品として悪くない。終盤の血反吐を舐める男の異常行動や最後のシーンもデスメタルのビデオとしては完全合格であり否決された。
Angus McFife / GLORYHAMMER ヴォーカルの口がでかい、鎧がビニールっぽい、魔導士服がレインコートそのものと矢継ぎ早に得点を重ねたものの、子役の演技があまりにも良すぎた。さらにヴォーカルの熱演、曲調と映像の展開など構成の良さによって得点は帳消しとなった。
Hearts On Fire / HAMMERFALL HAMMERFALL の通常運転であり、ノミネート理由不明。審議自体が棄却された。
Poupée De Cire, Poupée De Son / THERION メタルでのカヴァーとはいえシャンソンの曲。なのになぜか汚い酒場で喧嘩はするわ、トイレでアレするわ、床にゲロ吐くわで客がまったく歌を聴いていない。この珍妙な光景のため高得点が予想される。しかも歌っているおb…お姉さま(ロリさん)が実は20代(当時)という追撃まで加わり認定が期待された。しかし、この「こいつら誰も歌聴いてねえ」こそが THERION の言いたかったことであり、歌詞内容とも合っているためは判定はアウト。
And We Run / WITHIN TEMPTATION シャロンデンアデルの女神コスプレでまずは安定の高得点。ゲストヴォーカルのイグジビット氏が電気椅子みたいなやつに拘束で追加点。しかしその後、自身のビデオではチャラチャラしてるイグジビット氏がいつになく迫真の演技で大きく減点。恒例のシャロン踊りもキレを欠き認定を逃した。


珍PVの例

メンバーたちの挙動が…

ビデオ(YouTube へのリンク)注意点感想
Angels Of Heaven / FAIR WARNINGトミーハートの動き トミーハートの振り付けが何かちょっとカッコ悪い。トミーは東独出身だし、まだ壁崩壊から数年後だったもんね…。ビデオ自体はよくある作りなんだけどねー。"Burning Heart" のビデオはもっとカッコよかったと思ってたけど、今見るとこっちのほうもアレだな…。
Holy Smoke / IRON MAIDEN出だしは普通にレコーディング風景/ブルース=ディッキンソンの服と背景と髪型が似合わないな/アイドルのイメージビデオか/美女に囲まれたおっさん胸毛すげえ(※プロデューサーのマーティンさん)/みんなはしゃぎすぎ/自然を満喫しすぎ/異様なまでの解放感 IRON MAIDEN の中でも異色のビデオ。このアルバムは全体的に路線が違うけどビデオは完全に軌道を外れた感じだ。だが、それがいい
Runaway / BON JOVI親子の距離感を表現しようとしたのが返って…/あのジョンががに股で/少女の目が怖い/と思ったら目から火を吹いた/アレクがつねにカメラ目線/というかアレクが何かかっこ悪い/また目から火を吹いた/マジ顔で中途半端に踊る少女 栄えある BON JOVI のキャリアの中で忘れてあげたい超有迷PV。女の子の目がとにかく怖い。火出すし。
Ice Queen / WITHIN TEMPTATIONわぁきれい/宇宙空間?/シャロン踊り/てっぺん禿げてるみたいだな/目光ってるーー!(ここまで開始5秒)/旦那すごい顔/火吐きまくり/随所でデジタル/随所でシャンプーのCMっぽい/『氷の女王』関係なくね? シャロンデンアデルの踊りが変なのは定番だが、この背景と組み合わさると…。それに加えて旦那のロバートの表情がすごい。火吐くし。
追伸:お知らせありがとうございました。これ初めて見たとき全然変に思わなかった自分を振り返ると…ふ〜っ。「成長」って言葉の意味が俺にも少し分かった気がします。
Hot Rockin' / JUDAS PRIESTいきなりみんな裸で筋トレ/つーかどこでやってんの/腋毛が汚い/何かとにかくムサ苦しい/サウナでも大暴れ/KKの腹がやばい/Hot Rockin'だけに楽器から出火/つーか客少ねえな "Point Of Entry" からのビデオといえば "Don't Go" の低予算ビデオが有名だが、これもけっこうすごい。ビデオが始まると同時に吹かざるをえない…。最後の楽器燃えてるのがまだフォローになってる感じ。


このストーリーは一体…

ビデオ(YouTube へのリンク)注意点感想
The Cainian Chronicle Part II: Lilith's Embrace / ANCIENTあ…キンバリーゴス/ギターはバケットヘッドなわけないよね/アファゼル様の歯並びは素晴らしい/山の中はやっぱり寒い/上半身裸の彼はとにかく必死/胸毛が汚い件/舌べろべろー/キンバリーに嘆願することって何/あんまセクスィーじゃねえな/何にしてもアファゼル様のアップは結構厳しい ブラックメタル史に残る傑作アルバムからのPV。大魔王リリスをあのキンバリーが演じる迷作。音だけ聞いていると北欧の冷気が伝わってくるが映像を見ると別の意味で寒い。山ん中では服着ろよ。
Electric Eye / AS I LAY DYING砂漠の真ん中で運悪りーぜ…/隕石飛来/こいつら失神してる姿が似合わないな/うわあぁぁ/逃げろぉぉ/ドラマーだけサソリ叩いてる?/一応電撃は効く/名曲に酔う間も与えぬ緊迫感/裏声?/決着はドラムスティック/結局サソリ何だったの/ヒッチハイク/この後ろ姿は…この方はまさか…? なぜか宇宙から飛来した巨大サソリ(CG)にメンバーたちが襲われるという謎のPV。言わずと知れた JUDAS PRIEST のカバー。なぜサソリ…?SCORPIONS の曲ならともかく…。しかしこれでカバーでもジューダスが絡むと別格のPVになることが証明された。21世紀でもこんなビデオが見れるとは…
Queen Of The Reich / QUEENSRŸCHEストーリー設定をざっとスタッフロール風に説明/女王ダサッ/光線銃(笑)/メンバー紹介(笑)/女王ほんとかっこ悪いな/手下もだいぶ手抜きだなー/石にされ…ってお前ら少しは演技しろよ!/右=演奏シーン/左=映画の続き/メカっぽい割に取っ組み合いで負ける/このマジックインキレーザーのつもりか/アメリカ(特撮大国)…のバンド…だよね…?/いや、もういい 個人的にはビデオの質に関しては JUDAS PRIEST と互角だと思った。
追伸:ご連絡ありがとうございました。今は、このビデオを含めずに珍PVとかいってた自分の小ささに…ひたすらうんざりしてます…。
The Awakener / KATAKLYSM宇宙人?/笑顔の何かの信者っぽい人/うわあ砂から/チェンジ、チェンジ/松明/加速する演奏シーン/ズームイン・アウト/似合わねえ服/手旗信号?/転げて回転/太ももお得感ねえなー/宇宙人?も回転/演奏シーン/回転続行/煙出した/うわ色気ねー/立ち上がったらすぐ砂の中/がっかりの信者 KATAKLYSM は初期に神秘的な感じの歌詞とかアートワークとか多いけどこのビデオも別の意味で神秘的。歌詞を読んでみてもこれに対応するストーリーは見当たらない。各人物の関係もかなり不明。さらにこの’80年代クオリティ。1996年制作ということを考えると、このビデオもまた KATAKLYSM という偉大なバンドの片鱗にすぎない
Turbo Lover / JUDAS PRIEST
(※このビデオは30周年記念リメイク版なのでとてもかっこ良くなっています。やっぱり気にしていたんだね)
頭を探すガラクタ/これが当時の英国の人形アニメーション技術…?/サイドカーかっこわる/ロボットにいまいち可愛げがない/でもロブはやっぱり迫真の演技/ギターが火を吹くのもある意味定番/タイヤを追いかける美女/結局何が言いたいの/最後はみんなで双眼鏡 "Locked In" のPVの続き。前編は、ロブがアマゾネス軍団みたいなのに囚われて〜、なんて作りはひどくても何とかまとまりがあるが、この後編は何か適当に作られた感じがする…。ここまでくれば相手も武器持ってないし、逃げるだけで別に怖くないのでは?最後にギターが火を吹いて決着がつくというのも、うーん。


この構成考えた人誰…?

ビデオ(YouTube へのリンク)注意点感想
Eagle / GAMMA RAY一瞬ゲーム画像かと…/ほんとうに21世紀の合成技術?/意味のない牌乙/カイハンセンの迫真の演技ときたら…/子供→大人の意味/ア○ス・ウ○ンド・アンド・フ○イアーの宇宙観を髣髴とさせる/ディルクの演技力も見逃せない 曲は疾走感があって良い感じなのに…。映像コラージュみたいな感じでのPVを狙ってみたが、失敗…と。歌詞を映像で再現しようとする癖を治さないとね。
To Mega Therion / THERIONこれがメタルのPV…?/みんな姿勢いいな/品行方正そうな人ばっかし/レコーディング風景は普通/教会の前/階段だったのか…/このまま記念写真撮れんじゃね? バンドの代表曲でありゴシックメタル史に残る超名曲でもある作品のPV。メタル界広しといえどもNHKの昼下がりに流しても差し障りなさそうなPVは本当に珍しい。というかNHKの名曲アルバムに混ぜてもバレなさそう。某ふぇすではまた機材トラブル。次は単独でお願いします!
Nightmare / VENOMギターのおじさん誰?/クロノスさんご入場/ほんと良い顔するなぁ/お三方揃いまして/寝苦しい/シルクハットでお散歩ですか/髭の王子様♥/うっとり♥♥/うわあぁ/え?どこのガラス?/寝苦しいわ〜/逃げることないじゃん/追ってくるおばあちゃん/こけた/今ギター弾いてる人いた?/クロノスさんほんっと良い顔してる/まだ追ってくる/なぜか爆発/捕まえた/王子様…♥/おばあちゃんいたね/スタッフロール/これオチ??悪夢のストーリーに演奏風景とかを混ぜ言いたいことがいまいち分かりづらい作品。貴族風の男がおばあさん(魔女?)に変わるのが『悪夢』なのかもしれないが割と普通にいそうなおばあさんなので今一つ恐怖感が伝わってこない。でもクロノスさんを見ると俺たちの心はいつも救われるな
Freewheel Burning / JUDAS PRIEST昔のレースゲー殺風景で良かったよね/ライヴ風景カッコいい/え?ロブが乗ってる…?/乗ってんのはいいけどこっち向いてる/レーザーやばい/ゲーセンとステージがリンクする…/ハード○イ丸出し/この子は結局何をやっているんだ…/寝た/最後の文は皮肉か? 普通にライブ映像だけでよかったのにゲーセンの映像と合わせてしまったばっかりに…。


大人の事情で珍PVに…

ビデオ(YouTube へのリンク)注意点感想
Garden Of Eden / GUNS N' ROSESカメラ台数は1台と断言できる/こんな手抜きビデオでも熱演のアクセルはやはり神/後ろで踊ってる2人/人数1人多くね?/やっぱギターはスラッシュだわ/ダフがでかくて邪魔 バンドはすでに頂点の地位にあり莫大な予算をとれたはずなのに何らかの事情でこんな低予算ビデオに。人件費除けば制作費は10万円を切っているんじゃなかろうか。
Shine / MR. BIGエリックの動きが硬い/ビリーがほとんど映らない/ビリーの左手がお留守/左側(ビリーの立っている側)があまり映らない/エリックが左側に行かない/リッチーがちょっと困ったような表情/パットの”俺は関係ないよ”的態度/白黒になったときにビリーが映らない/ビリーがいつも遠い/目が死んでいるか生きているか確かめられないほど遠い 不仲による解散間際に発表されたアルバムからのPV。ビリー=シーンにやる気がまったく感じられず、こんな珍PVになってしまった。もう二度とこんなPVは作らないでほしい。
Armageddon Death Squad / IMPALED NAZARENEぐるぐる回るチアリーダー/モヒカンベース/ミカ様熱唱/銃持ってる/宙返りすげえ/演奏シーンはマジかっこいいのだが/動きが只者じゃないお姉さんたち/ミカ様ずっと熱唱/全員一斉射撃/当たったぞ!/…これブラックメタルのビデオだよな? メンバーたちがチアリーダーと撮影後に合コンしたいがために作ったと思われるビデオ。なぜなら曲の趣旨からしてチアはPV制作上の必須要件ではないからだ。演技からして本物のチアリーディングのお姉さんと思われる。
Heading To The Highway / JUDAS PRIESTロブの動きがすでに…/背景絵…だよね…/やっぱしロブは熱唱/他のメンバーもいっしょけんめい演奏しているように見える/え…田んぼ…?/飛び出し危ない/レース場…なのか…?/踊りつつゼロヨンスタート/車にアルバム名書いてある!/謎の踊りを続けるロブ/ハリボテ狭いなー/踊り続けるロブ 有迷PV。なぜかセットもレース場みたいな場所も安っぽい。レコード会社から制作費が下りなかったのだろうか…。ロブの踊りはちょっとおかしいけどここまで来ると何か、もう、神々しいな。


そして伝説へ…

ビデオ(YouTube へのリンク)注意点感想
I Want Out / HELLOWEENどうして口の中へ入るのか/同じ映像の使いまわし?/なぜかアップで半笑いの喜助/歌詞を映像で再現する/随所でいじられる喜助/ノリノリのカイと妙に冷めたヴァイキー/プールの中から出てくる人は誰なの/全体的にはしゃぎすぎ/とにかくはしゃぎまわる メタル史上に燦然と輝く傑作アルバムからのPV。疾走感のある名曲中の名曲なのに…。このPVの精神は GAMMA RAY のPVへと受け継がれている。
Rainbow In The Dark / DIO屋上で熱唱する御大/え…?手錠されてる…?/女性のファッションセンスが戦前/屋根の上より叱咤する御大 /この女性いくつのなの/しかしこの男本当に悔しそうな顔する/最後まで屋根の上の御大 今は亡き御大の迷ビデオ。他にも屋根の上で歌ってるビデオがあったような気がする。
The Call Of The Wintermoon / IMMORTALとんがり帽子が可愛い/全体的に火を吹きすぎ/日食を畏れすぎ/衣装の下がメタルTシャツ/日食を敬いすぎ/一人だけ金髪/日食に敬意を表するときに舌を出すのはノルウェーの慣習か/少しは落ち着いたらどうなのか/山道の歩きにくさは悪魔の力をもってしても克服不可/日食にうろたえすぎ ブラックメタル史上に残る傑作アルバム中の曲だがPVも別の意味で傑作。無邪気に森を走り回る悪魔たちの姿が微笑ましすぎる。
Breaking The Law / JUDAS PRIEST公園からスタート/よく見るとみんな笑いを堪えてる?/役者は微妙に半笑い/ロブだけが迫真の演技/押し込み強盗なのにドラムセットがきちんとしている件/眼鏡の割れ方が神の御業/目的はゴールドディスクだったのか…/警備員のギターがベニヤ板/5人乗り…確かに道交法違反/誰がこの車運転してんの こういったPVにより JUDAS PRIEST はメタル・ゴッドの他に迷ビデオ・ゴッドという名でも呼ばれることとなった。ギターで銀行強盗を行うという無謀さは後続に対する手本となった。

でもやっぱり

 個人の主観で選んだものだから人によって受け止め方はそれぞれだと思うよ。上の表はあくまでも私個人の意見なので文句言わないでね。




また何か思い出したら追加します


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