ファイアーエムブレム 新・紋章の謎

八一〇ム軍団(完結)



実機攻略です。

ワープ(戻る)

はじめに

 ゲームの流れに逆らわず自然体でマニアックモードで『新・紋章の謎』をやっていき、テーマは気まぐれなどと言ってたがもはや認めざるをえない、これはハーレム軍団のようなものさ。

今回のきまり

@−メンバーは王子以外は女性ばかりとする。

A−メンバー外ユニットも助けるようにする。前日編は突破が無理なので諦めてもよいものとする。

  └ ただし、諸事情により終章についてはいざとなれば諦めてもよいものとする。

B−メンバー外ユニットは装備を外して手出しさせない。

C−兵種変更は『なし』とする。

D−ドーピングは原則禁止。

E−難易度は『マニアック』を選ぶ。

F−訓練場はめんどいから禁止でいい。

G−マップセーブはさせてください。

今回の面子

※今回は順次追加していきます

今回のポイント

 最後の3人さえ加えられれば…完璧だったのだが…。

攻略

前日編1 出会い

 キャラメイキングで『貴族の生まれ』、『優しさ』が売り、玉の輿狙いなので『富裕者』と原作どおりに選んでマイユニット・セシ…いや、セスィリアを作成。マニアックなので「きずぐすり」の使用回数が1回で済んだ。素早さが上がったのを見届けて次へ。

前日編2 若き従騎士たち

 ライアンを砦の上に立たせる。こんな可愛い少年にセスィリアが戦いをさせるはずがない。ルークに何度も刺されて「秘儀井!うわ〜ん、痛いよー」と泣くライアンの横で必死にルークに斬りつけるセスィリア。レベルアップで素早さが上がり、ルークにも追撃が出る。ロディにも追撃可能、「きずぐすり」を温存して突破!戦いが終わり、はっとなるセスィリア。え…?どこ…?私に「きずぐすり」をくれたあの可愛い少年はどこに…?

前日編3 訓練開始

 ロディとルークが加入。二人とも隊長命令で1ターン目に武器をセスィリアに預ける。敵に襲われあっという間に離脱…。あんな暴言(右図)吐くからよ…自業自得ね…。後は砦の上に陣取る作戦で敵を迎え撃つ。素早さの値はすでに12、負ける要素はない。シーダ様はおびき寄せて仕留める。「きずぐすり」の消費なし。

前日編4 新たな仲間

 教官はアテナ。このマップは少人数の場合左上の壁に籠るのが基本。弓兵が邪魔なので、こいつを率先して殺す必要がある。シーダ様に体を張ってもらう

 セスィリアの後ろに置き、セスィリアがアーチャーを直接攻撃できるようにする。マニアックモードではアーチャーの装備は「てつの弓」でシーダ様は弓で撃たれても死なないので安心。あとは瀕死のソルジャーとアテナはセスィリア、剣士と傭兵はシーダが仕留めて経験値の分配も怠らない。リフは奥で瞑想してたので無事。

 章エンディングでカイン教官から成績発表。最下位。お前たちよりひどいチームはない、だってさ。ふふ、むしろ褒め言葉ね…。

前日編5 行軍任務

 砦の上に立ったアテナで蛮族2人をおびき寄せてHPを削る。ハンターにも狙われるので攻撃がすべて当たったら撤退だからここは何回かやり直した。運よく蛮族を反撃で倒し、結局右図のセスィリアとアテナの位置を入れ替えた布陣に落ち着いた。2ターン目自軍フェイズ、セスィリアとアテナがハンターに襲いかかり殺す。シーダ様は瀕死の蛮族を殺す。

 森で風や小鳥とお話ししていたマリクも登場するが、蛮族との戦闘に巻き込まれ血とか肉片とか見て精神的動揺がすごいのでリフの傍へと避難させる。3ターン目は一人一殺で対応。ボスを倒してセスィリアとシーダのレベルを1つずつ上げられた。

前日編6 絆

 敵将はオグマ。ここはセシルが持ってきた鋼系の武器を全員に行きわたらせつつ、オグマの射程外から反撃という陣形が必要。そして、この章でもアテナが戦士の攻撃をかわさないと離脱になってしまうので何回かやり直した。人数が多いと作戦が機能しないので、前章で精神的ショックを受けたマリクと本当にお地蔵様みたいになっちゃったリフはお休み。

 マップ右下のオグマ射程範囲外に全員集まり、オグマと弓兵以外の敵をおびき寄せ反撃で1人殺す。2ターン目自軍フェイズでHP減った残りの敵を片づけたらオグマを引きずり出しみんなでボコる。セシルは2回攻撃されちゃうから3人だけだけど…。さらに残ったアーチャーもボコり、セシルに少し経験値を稼がせようと思ったら…必殺出してちょっとしかもらえなかった。

セスィリアの指導(中途リアル)でこんなに強くなれた。

名前兵種LVHP魔力速さ幸運守備魔防武器LV
セスィリアソシアルナイト271112151012剣C、槍E
シーダペガサスナイト201713槍D
アテナ剣士1125101314剣B
セシルソシアルナイト19剣D、槍E

前日編7 最後の試練

 オグマが腰が痛いとかいって「はがねの剣」をセスィリアに預けてきたので女4人で戦い抜く。ボスはエスト。難しいかと思ってたらあっさり終わった。1ターン目にアテナで砦近くの戦士を倒す。さらにシーダとセシルで傭兵を倒す。セスィリアは下の兵どもを迎え撃つ。2ターン目に弓兵2人を殺し、3ターン目味方フェイズに砦を塞いでしっかり回復。エストはシーダとセスィリアが迎え撃ち、増援はアテナとセシルで仕留めて終わり。

前日編8 英雄王暗殺

 まずは盗賊どもを迎え撃つところから。槍装備も多く、素早いユニットばかりなので簡単に返り討ちにできた。ハンターを呼び出して倒すところで少し工夫が必要だったていど。回復は玉座で行う。あの徳の高い僧侶がいないとこんなにめんどくさいものなのか…。上半分の敵をすべて片付けたら再び玉座で回復タイム。

 みんな、待たせたね、と微笑みつつマルス王子が玉座から戻り45ターン目にやっとマップセーブする。あとはカタリナとお伴の盗賊だけ。カタリナを攻撃したエストが「エルファイアー」をあっさりかわし一撃を放つ。その後に裏切られたセスィリアが大丸の正月セールで頑張る三十路女性並みの気迫でカタリナを斬り捨て、残る盗賊どもを皆殺しにして終わり。

 一人前の騎士になったセスィリア。もう、タレだなんて呼ばせない。

1章 グルニア遠征

 マニアックモードでは敵の装備は「はがねの斧」だし、少人数でも負ける要素が見当たらない。(※出撃ユニットに後述の事情があり3名のみでの出撃となりました)まずはマルス王子とセシルで左側の1人を山側に引き付け、最強のセスィリアで残る4名を相手にする。

 盗賊とハンターを王子とセシルで倒し、経験値の配分も怠らない。洞窟の「金塊」をマルス王子が拾いに行き、15ターン目にマップセーブ。砦の上にセスィリアを立たせて適当に蛮族を削る。次のターンでセシルに交代。なるべく王子とセシルが経験値を獲れるようにした。あとはロレンス将軍だけ。

 マルス王子とセシルがロレンス将軍に近づくたびに槍で刺される。それをマリーシアが回復。武器レベルもアップ。マリーシアのレベルは15まで上がった。最後は適当に屠って終わり。クリアに110ターンかかったけど納得の成長。ふふ、みんな私についてきてるわね、と新人のくせに先生気取りのセスィリア。

 2章始まる時点での数字。
名前兵種LVHP魔力速さ幸運守備魔防武器LV
マルスロード2911121312剣D
セスィリアソシアルナイト12301414181313剣C、槍D
セシルソシアルナイト1126101317剣D、槍D
マリフーシアシスター1525121712杖A

 1章でレベル15なんて…どんだけ徳が高いんだっつーの。

――“ホームシック”というらしい…。病気の名前だ。
みんな今回の遠征では確かに緊張していた。でも、それが戦場に出られなくなるまでとは…正直、まったく想定していなかった。

――ルークとロディは食欲がなくて引き籠っている。…後輩思いのドーガは彼らから離れられない。アランは持病が…。

――ライアンに至っては「ママー、ママー」と言って毎日泣いている…
セスィリアが「私がお姉さんになってあげる♥」と言って慰めたらしいんだが…余計に…悪化して…とにかく、弟があんなではゴードンも何もできないだろう…

これから僕たちはどうすれば…

2章 マケドニアの反乱

 第一課題は淑女の剣「レディソード」の確保。一行の中ではもっとも淑女に近いセスィリア以外にこれを追える者はいない。ハンターどもは王子、セシル、マリーシアとここで加わるカチュアの3人で引き付ける。

 セシルはすでに「手槍」を使えるのでハンターに敵フェイズで反撃できる。これは大きい。3ターン目味方フェイズでカチュアがウォレンに話しかけ仲間にする。ハンターはセシルの二回攻撃で葬れるのでここは簡単。
 一方で2ターン目に「レディソード」を入手したセスィリアは反撃でソシアルをなるべく殺さぬように本隊と合流。生き残ったソシアルナイトは王子やカチュアの経験値にする。村を訪ねてマジを仲間にし、全員回復したらマップセーブ。マジとウォレンは森の中へと消えていった。

 残るはドラゴンナイト3騎だがこいつらは楽勝。ボスのルーメルをセスィリアで、左のドラゴンナイトをセシルでおびき寄せ、味方フェイズで倒す。敵フェイズでマリーシアが右側のドラゴンナイトに襲われるが、前章で強化したマリーシアは1回刺されたぐらいじゃ死なないので関係ない。倒して制圧して終わり。危なげない勝ち方だったが、危機は僕らの後ろで起きていた。

――喧嘩のきっかけは“森の話”だそうだ。ウォレンは狩人、マジは木こり――二人とも森に生きる男たちだ。その意見が食い違った。
言われてみれば…森に住み、狩りをして生計を立てる狩人にとって、木を伐採する木こりは森を荒らす者なのかもしれない…しかし果たして両者は“対立する存在”なのか…?それはともかくとして…まさか……

――殺し合い寸前の喧嘩になるだなんて――

後ろで言い争いをする声は戦闘中も聞こえていた。僕がすぐに止めるべきだったのかもしれない…。二人とも一命は取り留めたが、戦うことはもう“不可能”らしい…
僕たちは、仲間を二人失ったようなものだ…。

3章 連れ去られた王女

 今回は前日編で脱落者が出ているので33ターン以内にクリアしないと外伝には入れない。パオラを左回りで本隊と合流させる作戦で行く。

 マルスは村を訪ねて「跳ね橋のカギ」「匙」を回収しつつ左側に移動。後は全員全速力で移動する。マップ左側の湖岸でドラゴンナイトどもをおびき出し交戦。幸いにも「トンボ取り」を拾っているのでカチュアに装備させておびき寄せて倒す。なぜか65%が二回とも空振りするんで3回くらいやり直した。一回当たりゃいんだけど二回とも空振りってのはいただけない。3騎とも撃墜したらソシアルナイトどもと戦い全滅。

 さらに山の上のドラゴンナイトどもを裾野に引きずり降ろして倒す。良い経験値稼ぎになった。北東の村を訪ねてジュリアンを仲間にしたらシューターの範囲に入りソシアルナイトの数を減らす。マチスのアホが生意気にも「手槍」で攻撃してくるがダメージはなので気にしない。ジュリアンで話しかけて仲間に。リュッケはセスィリアを使わずに倒して経験値を分配する。30ターンでクリア。

――ちょっと待ってくれ。彼らを戦わせる気かい?
姉上をさらわれたとき、僕は戦う気になれなかった。マチスの妹思いはよく知られている。彼が呆然としていても誰も責めることはできない…。

そしてジュリアンも…さっきリライブの杖と剣を輸送隊に預けに来た。何も手につかないそうだ。無理もない。彼らのためにもレナを早く見つけないと…

――サジも同じさ。彼はマジとは兄弟のような間柄だと聞いている(そして実際顔も似ている)。そのマジが…あんなことになってしまったんだ、戦えるほうがどうかしている。

みんな、休養が必要だ……

3章外伝 暗躍する影たち

 ここは高い機動力がものを言う。ソシアルナイト2名とペガサスナイト2名を擁するセスィリア軍団にとってはなんてことない。リンダを休みにする。

 ルナティックだったら地獄の壁と化すアーマーナイトもマニアックでは大したことない。初ターンでアーチャー2名とアーマー2名を速やかに殺害する。別に1人ぐらい生き残ってもすごく頑丈なマリーシアが刺されるだけで済む。続いて全員でマップ右側に移動して経験値を分配。難なく突破できた。マリーシアはレベル19。

 章エンディングでリフに頭を丸めるかと聞かれるセスィリア。髪は乙女[要出典]の命よ!!

――あのセスィリアに頭を丸めて坊主になったらどうか…と提案したらしい。

――実は他の人からも相談を受けてて…ふだんから修道院の子供たちの顔が見えるとか…そんな話ばかりしてるらしいんだ…。誰もいないのに…ね…

――うん、まあ…そうだね。疲れているだけ、かもしれない。
しかしリフが高齢者であることは事実だし…ジェイガン、悪いけど一緒にいてくれないか……

4章 喜びと悲しみと

 初ターンに蛮族3人とハンター1人を倒せるし、下の村の盗賊はカチュアで倒す。ユミナの「レスキュー」でセスィリアを呼べば上のほうも問題なし。リンダは蛮族に攻撃されると一撃死しちゃうけど先攻されないようにする。これは砂漠では簡単な作業。ただし3ターン目の増援は別。ペガサスナイトや魔道士にシスターまでいるのに相手は斧装備の蛮族とハンター。相性が悪すぎ。これだとこちらが餌にされかねないので砦は消極的にも塞いで対応した。
 結果的にマリーシアがレベル20に到達。ボスはセシルが15ターン目に倒して楽勝。マルス王子が村を訪ねるのが遅くて26ターンかかったけどね。今のところ戦力的な憂いはない。

――村人から聞いたよ。カシムはホルム海岸で母さん助けて詐欺で拘置されていたらしい。証拠不十分で釈放された後に、何食わぬ顔をして僕に話しかけてきたということになる。
セスィリアと話した結果、一応軟禁状態に置くことになった。こればかりは仕方ないさ…。
――あと、シリウスという聖騎士は常に仮面を外さない。他に不審な点はないが、セスィリアからの進言で彼にも武器は持たせないことになった。

――それにしても…ユベロ王子はどうしたんだろう?セスィリアを見ると怯えて泣き出すんだ…二人きりのときに何かあったのかな…
オグマは腰痛で人手不足は続くし…参ったな…問題ばかり増えていく気がする……

5章 グルニア解放

 グルニアの人々を苦しめ、ユミナ王女とユベロ王子を連れ去ったラング――奴だけは許さない…!シーダの膝から起き上がったマルス王子の目がオルベルン城を鋭く見据える。まずはマリーシアを司祭にクラスチェンジ。バーツを仲間にするためオグマを、リカードを仲間にするためジュリアンを出撃。この章の懸念事項は盗賊ども。しかしペガサスナイト3名、ソシアルナイト2名がいるセスィリア軍団には何も憂うことはない。人数も多いし…。2ターン目にふつうに「マスタープルフ」を入手。ドラゴンナイトも倒して盗賊が出る前に村で「ハマーン」を手に入れた。あまりの楽勝さに食い足りなささえ覚える始末…。

 そこで恒例のジョルジュ隊いじめ。マニアックモードだと人数も少なくてあっさり終わってしまった。その後は屈強な男たちとウホッな盗賊たちに後を託して城攻め。

 これがけっこう難しくてね。ボスのトラースは「クインクレイン」を装備してるのでカチュア、パオラ、シーダは城に近づけない。とりあえず念のためマップセーブして他の人たちで真正面から挑んでみた。セスィリア先生が先兵として突撃、その後に続くのは攻撃がすべて当たると死んじゃうほど守備力の低いセシルとマリーシア。が、けっこう攻撃をかわすので結局アーマーどもを全滅、騎兵隊も引きずり出して皆殺しにできた。あとは「マスタープルフ」を秘密のお店で買って終わり。楽な戦いだった。

――やはりマジやサジのことで戦えないとバーツから申し出があった。三人とも兄弟のような仲だし…。こればっかりは僕にはどうすることもできない。

――リカードはジュリアンが心配で常に一緒にいたいそうだ。二人とも部屋から出てこないので少し心配だ…

6章 悪の巣

 悪の巣、オルベルン城――ついに悪辣非道なラングに審判を下すときが来た。剣の柄をまだリンダの感触が残る手で強く握りしめるマルス王子。始めてみたら圧勝すぎて面白みに欠ける章だった。右側の魔道士は無傷で倒せたし、増援もマルス王子が変な所に立っていたため襲われてHP2まで追い込まれたぐらいしかピンチはなし。

 仲間になったノルンはほとんど経験値を獲れずレベル1つ上げただけ。素早さの初期値が低いのでちょっと育てにくいね。フレイは後述の理由によりお休みになった。

 玉座部屋もマニアックモードではスナイパーとかはいないし、苦戦はなし。サムトーはシーダで話しかけて仲間にする。ところで、次の章ではどうしても上級職が欲しい。拾った「ものほしざお」を使ってセスィリアのレベルを上げる。まだ若いセスィリアは竿の扱いがやや拙いものの、竿を力強く握りしめ巧みに上下させ、老練なラングがもう少しで果てそうなところまで追い詰めてレベル20に到達。とどめはカチュアに刺させた。セスィリアをパラディンにクラスチェンジ。ここまで順調だと落とし穴がありそうで怖い。

 ずっと発表忘れてたけど6章終了時点での数字。
名前兵種LVHP魔力速さ幸運守備魔防武器LV
マルスロード143415171617剣C
セスィリアパラディン381922211918剣C、槍B
セシルソシアルナイト173214182012剣C、槍C
マリーシア司祭3613191913魔E、杖A
カチュアペガサスナイト14281215201411槍B
リンダ魔道士1123101413魔C
パオラペガサスナイト152914161812槍A
ユミナシスター1019111610杖B
シーダペガサスナイト1023132017槍C
ノルンアーチャー2110弓C

 全体的に守備力が低い。なぜだ。

――フレイがみんなの――戦えないみんなの――面倒を見てくれることになった。
――ああ、本当に助かる。誰かがやらなければならない仕事だからね。
彼はいつもみんなの嫌がる仕事を進んで引き受けてくれる。一緒に戦えないのが少し辛いけど、仕方ないさ。

――ウェンデル司祭は“不戦”を貫き通されるらしい。
一緒に来ていただけるから、以前のように戦ってくださるのかと思っていたけど、僕の考えが甘かった。

司祭の意志はとても固い――感激したサムトーとかいう傭兵も一緒に不戦主義について学ぶことにしたそうだ。
ウェンデル司祭にはいつも教えられてばかりさ……

6章外伝 傭兵部隊

 血に飢えた傭兵どもめ…お前たちの好きにはさせない――王子の腕におのずと力が入り、カチュアも思わず声を上げてしまう。率直に言って苦戦した。その理由は敵が倒せないからではない。うとま☆シーザとむしけ☆ラディをど〜しても反撃で倒してしまうのである。そこで輸送隊で弱い武器を探してみたら…こんなときに限ってない。「ものほしざお」もラングに使っちゃったし…。

 そこで耐久度が3の「てつの剣」を使うことにした。これをマルス王子に装備させ、敵の戦士を削って残り耐久度を1とする。そのうえで1ターン目敵フェイズに王子が二人の傭兵に襲われるようにする。人数を調整したり、装備を調整したりして工夫したらようやく2ターン目味方フェイズに左図のようになった。

 ここからカチュアで道を開け、セスィリアとパオラでローローを倒す。「きずぐすり」を回収して制圧。足止め喰らったわ〜。駄目だったら練成使うつもりだった…。

――みんなが僕を心配してくれるのは分かる。でも、少しやりすぎじゃないか。

――二人は確かに無防備な僕に襲い掛かってきた。でも僕は、二人に人を傷つけることの愚かさを知ってもらいたかったんだ。
二人も分かってくれたはずだ。だからセスィリア、もう拷も…いや、取り調べは止めてくれ。

――え…?そ、そうなのか。じゃ、じゃあ意識が戻ってから二人に話を聞こう……。きっと、きっと…目を覚ますはずさ……

7章 紅の剣士

 森に踊り子が孤立しているという情報が入った。踊り子が加わればパオラの毎日の負担も減るかもしれない――考えをめぐらすマルス王子。マニアックモードでも宝をすべて集めるのは厳しい。さらに孤立したナバールとフィーナ。これはフィーナの踊りでナバールを動かした後に「レスキュー」でフィーナを救出し、ナバールは徒歩(装備なし)で脱出するという作戦で行った。

 「倭刀」を取ろうと頑張ってみたが、かろうじて「手槍」が届くもののリセットすんのめんどくせえから勇者部隊の動きを誘発する危険性があるため諦めることとなった。結局入手できたのは「マスタープルフ」1枚、「金塊」、「星のスコーピオ」と最低限のアイテムのみであった。その後森の中で増援を迎え撃つがセスィリアをなるべく参加させずに他のメンバーに経験値を分配した。リンダに優先的に経験値を与え素早さも良い感じで上がった。

 竜退治は適度に削ってノルンでとどめを刺すんだが。ノルンのパラメータアップが空振ったり攻撃外したりして何度かやり直すはめになった。何か知らないが成長率が鈍いんだよね今回…。もうノルンというかヲルンの域。他の弓兵は諸事情(病気や事故)で出撃できなくなってしまったし…。これには困った。

 ボスはカチュアに与えるつもりが姉さんが必殺出して終わり。何か煮え切らない章だった。

――彼は生粋の剣士、剣とともに生きてきた男だ。だから今回のことで何も起こらないほうがおかしい。
剣の達人といえども人だ。あれほどの数の野盗の中で丸腰なら――ナバールほどの男でも平常心を保つのは難しいだろう。

――しかしどうしてこんなことに――

彼は…「ワタシワオンナニキリツケルケンワモッテオラヌフゥ」とか「クラヱヒッサツノケン」とか「アタシツインテニシタイィー」とか…意味の分からないうわごとを繰り返す人になってしまった…

フィーナが拾ってきたという、この「キルソード」……これを渡せば、あの頃の彼に戻ってくれるんだろうか……?

8章 ソウルフル・ブリッジ

 強風が吹き荒れるカシミア大橋。カチュアは予想に違わず純潔な白、パオラさんは大人の黒、セシルはほとんど紐、シーダは今朝見たから知ってるけど縞、リンダは…あ、ないか。出撃前に部下たちの馬具を一通り眺めるマルス王子。フィーナがいるのでバヌトゥの村を訪ねても余裕。ただしなぜか守備力が低い人ばかり。何せ守備力2ケタの人はセスィリア、パオラ、カチュアの3人しかいない。下からの増援を食い止めるのはおのずとセスィリアとパオラに決まった。

 初ターンで盗賊を倒すのはいつもと同じ。ロジャーは生意気にもシーダに襲いかかってくるので「手槍」で迎え撃つ。2ターン目味方フェイズにパラディンを倒しつつ仲間にする。ここでパラディンすべてを仕留めた。上への特攻みはセシル。シーダとカチュアを左側の海に待機させスナイパーに襲いかかり城周辺を安全圏に変える。セスィリアとパオラの後ろから一生懸命弓を射てノルンがレベルアップ。…。スナイパー狩りから戻ったカチュアとシーダも勇者どもをチクチク攻撃して「ん…っ」とか声出しながら敵の攻撃に耐えてるセスィリアとパオラの横で経験値稼ぎ。

 6ターン目、フィーナの踊りで元気になった王子が城の前でジョルジュを説得。あとは制圧逃げするだけ。「術書」持ちのジェネラルを攻撃して分捕る。セスィリアとパオラで押さえてた勇者どももノルンでとどめ刺して屠っといた。

――女性兵士たちから後ろからシャッター音がさかんに聞こえるという声があってね。調べたところロジャーの携帯から……正直がっかりした。彼は“ヒマ”なので後ろで携帯をいじってたらしいんだ。何にせよ、もう戦場には出せない。
それを止めようとしたカインは猛牛のように突進して海に……。命が助かっただけでも幸いだった。村で会ったバヌトゥは火竜石を失くしたらしいし、戦場に立てる人がなぜか少なくて正直困る。

――え?ジョルジュ?ジョルジュ…か。(ふぅ〜〜っ)ちょっと厳しく言い過ぎたかな……

9章 魔道の聖域

 一面の砂漠で強烈な暑さ。ゆうべメンバーたちと一緒に沐浴したのを早くも遠い昔のように感じるマルス王子。どういうわけか今回はペガサスナイトとか魔道士系とか砂漠に強い人が多いのでこの章はそんなに苦戦しなかった。マルス王子は右回りでフィーナを従えて宝箱→村コースで移動。

 セシルとノルンもドラゴンナイトの処理後は右回り。他の人たちは砂漠を縦断して全員村を目指す。王子が右端に来たら魔道士どもの射程に入ってエッツェルをおびき寄せ仲間にする。このタイミングが難しいかと思ってたら一発で成功した。後は村でミネルバ様を仲間にする。あ、気づいたらアストリア隊が進撃してた

 でもこの編成だと砂漠は苦にならない。残るドラゴンナイトを倒したら城の周りの「ウォーム」の射程範囲内にあっさり侵入し、司祭どもを殺して経験値稼ぎ。ボスのヨーデルはセシルでとどめを刺してレベル20に到達、セシルがパラディンにクラスチェンジ

 ここまで来て制圧して逃げるほど無欲ではないセスィリア軍団。アストリア隊を削って経験値稼ぎ。2人しか殺せなかったけど。セスィリアはこの章で脇役に徹したためレベルはあまり上がらなかった。

 9章終了時点。
名前兵種LVHP魔力速さ幸運守備魔防武器LV
マルスロード15351518171810剣C
セスィリアパラディン38202322201910剣C、槍B
セシルパラディン391821211410剣C、槍B
マリーシア司祭3613201914魔E、杖A
カチュアペガサスナイト17301318201513槍B
リンダ魔道士1424121614魔C
パオラペガサスナイト183016191813槍A
ユミナシスター1420131912杖A
シーダペガサスナイト1326142020槍C
ノルンアーチャー1124141010弓C
フィーナ踊り子182014剣E
ミネルバドラゴンナイト321312151116槍C、斧A

 技とはやる気の値、マリーシアはすなわちそういうことになる。

――みんな気を付けてほしい。

フィーナがガラスの破片を踏んでしまったそうだ。幸い、厚底だったから何事もなかったものの…
砂漠では足場を確保するのが難しい。気を付けてくれ。

――それと、体調にも充分気を遣ってほしい。実は、この暑さでエッツェルが少しおかしくなって…「メガネ、メガネ…」と呟きながら地面を見てうろうろしているんだ。
あれじゃ今後の出撃は……無理だな……

10章 魔道士二人

 出撃人数は12人。1人はウェンデル司祭と決まっているから控えが出てしまう。そしてその控えはマルス王子に魔道の才がないと言われてしまい落ち込んで食欲不振に陥ったセスィリアであった…。以降、このトラウマで砂漠はセスィリアの苦手となり、人生のあちこちで彼女の前に立ちはだかるのだった。それにしても大丈夫だろうか…幼い少女があんな太くて硬くて立派な棒をたどたどしい手つきで…作戦上「レスキュー」を使うユミナを心配する心優しい王子。

 結果から言わせてもらうけど楽勝だった。魔法に強いペガサスナイトが3人いる。しかも踊り子までいる。これで苦戦するなどということは考えられない。この章は「ウォーム」装備司祭2人の処理がメイン。パオラ姉さんが「手槍」で右の司祭を殺す。踊り子で再行動。次に左を殺す。たとえ「シェイバー」で攻撃されても必殺が出ないかぎり倒されることはない。マリクはもちろん「レスキュー」。

 突撃してくる魔道士どもは全員動員で経験値を割り振る。あとの迎撃型の敵どもはセシルかミネルバ様で呼び出しノルンでとどめを刺すだけ。ウェンデル司祭がエルレーンを説教して終わり。マルス王子の宝箱回収が相変わらず長い。「シーフ」ってついつい温存しちゃう。フィーナも踊り狂ってレベル14になったし「シルバーカード」も手に入れたし簡単に外伝突入。相性もあるけどマイユニのセスィリアの力なしで勝てたのは大きい。あと、マリス姐さんが仲間になった。

――大貧民で一緒に遊んでたマチスやカシムの話によれば、ダイスが持っている“大金”は博打で連戦連勝した結果らしい――いや、娘のマリスには知らせてないそうだ。

――というかこのことはマリスに伝えるべきなんだろうか?「あなたのお父さんがやる気を失くして働かなくなったのは“大金”を手に入れたからです」と正直に言うべきなのか?
……それではマリスもやる気を失くしてしまうだろう。だから僕は、ダイスにニンティ症のフリをしててくれ、と言ったんだ。

――逆にエルレーンのほうは心配要らない。体育館で「ウェンデル先生……!!トロンがしたいです………」と涙ながらに訴えていたのを見たよ。司祭からマリクと一緒に“不戦不働”の極意を授かって更生してくれるさ。

10章外伝 仮面は笑う

 すごく良かったよと言いながら謝礼をマリスに渡す王子。王子は常に仲間とのコミュニケーションを大切にしている。面子は王子、セスィリア、セシル、マリス、フィーナ、ミネルバ、ノルンという、槍装備と魔道士系を除いた組み合わせとなった。守備力は全体的に低いのでちょっときつい。中でもフィーナは攻撃が当たると即死なんで2ターン目味方フェイズで終わらせるのが目標。ダメージ反射とか回避で生き延びられることもあるんだけどね。

 いざ始めてみるとパラメータの上がりが気に入らないのでやり直してそれでものすごく時間を食った。ノルンは結構上がるんだが、マリスさんが…素早さ16はまずいだろと思ってやり直すとそんなときに限って他の人が駄目だったりして諦めた。

――そんな話、信じたくないよ。でも――

どこか引っかかるものはあった。ホルスの実力を見くびっているわけじゃないけど…正直、重装兵の彼がハンマー装備の敵に囲まれて無事でいられたのは不思議ではあった。
人数を考慮しても…少なくとも重装兵一人で対応できる相手ではない。

すると彼は…敵に“生かされて”いた―――つまり“トロイの木馬”の可能性があるということになる―――
仲間を疑うのは辛い。しかし疑いが晴れるまで戦場に出すのは見送るしか……

11章 アンリの道

 前人未到の砂漠。強烈な日差しを遮るものは何もない。メンバーを労り全員の肌に自らの手で日焼け止めを塗り日光対策とするマルス王子。理由は不明だが、飛行系と魔道士系が多いので砂漠はけっこう得意なはずのセスィリア軍団。弓兵がノルンしかいないので飛竜の撃墜をどうするかが問題になる。攻撃されると一撃で死んじゃうユミナとリンダを休みにしてフィーナを守りつつやってみた。

 飛竜は来るのを待っていると一気にピンチになってしまう。そこでこちらも飛行系の利を生かし飛竜を呼び出す作戦を採用した。守備力が低いので喰らうと厳しいんだが高い回避率でかわして経験値を分配。飛竜に先手を取られるのを最大限に防げた。ハンターとか蛮族とか陸上部隊はなるべくマルス、ノルン、マリスにまわすようにする。ここでレベル20に達したパオラをドラゴンナイトにクラスチェンジ。ジェイクを仲間にして財宝をひととおり拾ったらマップセーブ。

 城周りの敵は下から攻めて倒した。ここでノルンのレベルアップでパラメータが空振りという悲劇(日常)に見舞われたが、こんなときに限って1回しかセーブしてなくてやり直すのめんどくさいからそのままにした…。その後、ボスをちびちび削ってレベル20に達したカチュアがファルコンナイトにクラスチェンジ。拾ってすぐ使っちゃうよねここの「天空のムチ」は…。

 人数増えてくると出撃できない人が出てくるのが辛いよねー。

 11章終了時点。
名前兵種LVHP魔力速さ幸運守備魔防武器LV
マルスロード16361619181910剣B
セスィリアパラディン39202523222111剣B、槍A
セシルパラディン401823231611剣C、槍B
マリーシア司祭3614222114魔E、杖A
カチュアファルコンナイト36172122161510剣E、槍A
リンダ魔道士1424121614魔C
パオラドラゴンナイト3622201819槍A、斧E
ユミナシスター1720161913杖A
シーダペガサスナイト15261016202010槍B
ノルンアーチャー16271213181212弓B
フィーナ踊り子172311172521剣E
ミネルバドラゴンナイト331313161116槍C、斧A
マリス剣士13261113181010剣C

 パオラ姉様の素早さが上がらないのですが…。

――正直、やりすぎたとは思っている。しかし…ジェイクのあの言葉――“ハーレム軍団”――を聞いてついカッとなってしまって…

確かに、僕の軍では男性よりも女性のほうが活躍している…かもしれない……しかし、男たちは色々事情があってやむを得ず戦線を離れているだけだ。それを笑い物にするのだけは許せない…

――でも…僕はジェイクを…――謹慎処分以前に…僕が――僕が…この手で…くっ……


――え?誰だって…?グルニアの?黒木…?後にしてくれないか、今日はもう疲れているんだ……

12章 火竜の墓場

 滾るような暑さ。無理はしなくていい、暑かったら脱いでもいい、僕は気にならないからさと部下の体調を最優先に気遣う半裸のマルス王子。マリーシアとミネルバ様はお休み。竜ばかりなので経験値を結構獲れる章。まずは襲ってくる火竜、飛竜、蛮族を倒す。下級職のノルン、リンダ、マリスに優先的にまわした。5ターン目、右の砦から増援が出ると同時に敵が猛然と襲いかかってくる。乱戦の中、王子がダロスに話しかけて仲間にする。

 増援第一陣をやっつけたら次は「星のピスケス」をとる。これは難しくない。問題は左の砦に踏み込んだ時に現れる第二陣。攻撃を喰らうと一撃死してしまうリンダとかユミナがいるのでかなり危険。飛竜がいるので経験値がもったいないが、中央の砦から出てくる飛竜を思い切って塞ぎ、下からの飛竜はカチュア、パオラ、シーダ、ノルンの4人で相手にする。これで何とかなった。ここでついにノルンがレベル20に到達、スナイパーにクラスチェンジして格段に強くなった。もうヲルンなんて言わせない。

 最後に城門の火竜にマリスとリンダが何度も攻撃して経験値を稼ぐ。マニアックだと竜は間接攻撃できないのでリンダは無事。こういう場面では助かるよねー。これでリンダが賢者にクラスチェンジし、さらにマリスを回復してユミナもレベル20になった。火竜を倒して拾った「マスタープルフ」でユミナも司祭にクラスチェンジ。マリスとシーダはレベル18で終わった。

<ダロスの証言>
――王子の部屋に招かれて…ズボンからポロリとナニかを取り出して…“今日から僕らは仲間だね。さっそくしゃ★ってみようか”って……
それで…おいら、恐ろしくなって部屋を出て逃げてしまったんだ……

<王子の告白>
――携帯で写真を撮るだけ…なのに…
何だ…?何がそこまで彼を傷つけてしまったんだ……?――くっ、僕も…心が痛い……

13章 氷の大地

 何という寒さだ…僕たちはゆうべ身体を温め合っていたけど、他のみんなは大丈夫だろうか…?心優しきマルス王子はメンバー外ユニットへの気遣いも忘れない。お休みはパオラとユミナ。移動力の高いユニットが多いので盗賊は問題ない。1ターン目に右側を蛮族1体だけ残して一掃し、右側の部隊は飛竜を、左側の部隊は氷竜とか蛮族、ダークマージどもを倒す。左側の飛竜はマップ下側で倒す、と。これでもカチュアで左側の盗賊を殺せるぐらいの余裕があった。

 宝箱を回収しつつ左回りで城を目指す。秘密のお店で「キラーランス」とかけっこう買い物した。ここで「ドラゴンソード」で氷竜を斬りまくったマリスがレベル20に到達。

 シーダがレベル20に到達したが、「天空のムチ」がないのでとりあえず昇格は保留。マップセーブ担当のベックを攻撃されないところまで移動してから城島を攻める。あっさり勝利。増援の飛竜は残しちゃったけど制圧。特筆すべきこともなく普通に終えられた。まいったな、ホームページのネタが拾えねえじゃん…。

――ベックは旅を愛する男だ(――旅で…こんな辺境に…?)。
愛馬とともにずっと旅をしてきた(――工兵の彼がどうして馬に…?)。
気ままな性格で孤独を愛し(――蛮族と行動を共にしていたように見えたが…?)、
どこへ行っても受け入れられる優しい男だ(――どうして武装してるんだ…?)
以前にも僕たちを助けてくれた大切な仲間だから(――少し姿が見えなかった時期もあるが…?)
きっと今後も活躍してくれると思う(――戦いから一度退いたのにどうしてまた…?)。

――いや、だからと言って、その…すぐに出撃の機会を作れるわけじゃないよ…。あ、その…仲間としては本当に信頼してるさ、本当に……
――す、少し考える時間をくれないか…?

(部屋に戻り一人で)僕は最近、どうかしてるな――あのベックが…いや、もう寝よう……

13章外伝 白い闇の中

 一面の闇。くっ何も見えない…ここんとこ疑心暗鬼のマルス王子は手探りで手に触れたやわらかいものを揉み、触りまくることぐらいしかできない。準備画面でマリスをソードマスターにクラスチェンジ。開始と同時にアテナが加わる。出撃は剣装備の王子、セスィリア、セシル、マリス、フィーナにノルンとマリーシア。ここは楽勝だった。なので何度もリセットして良い数字が出るまで粘ろうかと思ったが飽きたのですぐやめた。

 1ターン目味方フェイズでシューターを2台破壊。敵フェイズ、敵のど真ん中に特攻んだセスィリアがまだ三十肩の心配もない若々しい強肩で手槍を投げつけ、必殺出してクライネを一撃で葬った。こうなると危険牌はほとんどない。アテナに経験値を集中させてレベル1つ上げたのに左図のザマさ。

 「アイオテの盾」を手に入れた。この軍だと奪い合いになっちゃうね。

14章 明かされた謎

 チキ…通報されてもかまわない、僕は必ず声掛けするよ…!心に誓う王子。レベル20に達したシーダとセスィリア、フィーナをお休みにする。氷竜に二回攻撃されて耐えられる人はセシルとパオラぐらいしかいない。みんな守備力が本当に低い…。

 「ワープ」持ち盗賊はカチュア、パオラ、ミネルバ様の3人で攻撃する。が、ミネルバ様が結構な確率で空振るんだよね…。パオラ姉さんも氷竜の必殺喰らったりして何回もリセットした。まあ、精神的支柱であるセスィリアがいないとこんなもんだよ。作戦としてはノルンが神殿の外からダークマージを射殺したのをスイッチとして敵を動かす。氷竜の射程は1なのでルナティックより易しい。盗賊どもは接触ターンで皆殺しにできた。

 左右の敵はアテナに割り振ろうと思ったらセシルやマリスが必殺出したりして横取り。右の部屋前で全員待機したらマルス様が加藤様から「星のオーブ」と「光のオーブ」を受け取る。右の部屋でいつも通り籠城戦。でも積極的に前に出て結局思ったほどターン数は喰わなかった。

 みんなと一緒になれて幸せいっぱいのチキ。でも世間の厳しさも教えてあげないとためにならないので、竜石を買いにちょっとおつかいさせてみた(右図)。

 辺境を越えた一行。
名前兵種LVHP魔力速さ幸運守備魔防武器LV
マルスロード20401720212211剣B
セスィリアパラディン43212823242212剣B、槍A
セシルパラディン10452028251914剣B、槍A
マリーシア司祭361511232315魔D、杖A
カチュアファルコンナイト41222426181510剣E、槍A
リンダ賢者361620252311魔A、杖D
パオラドラゴンナイト3723221920槍A、斧E
ユミナ司祭27212114魔E、杖A
シーダペガサスナイト20311120202012槍B
ノルンスナイパー411722261415弓A
フィーナ踊り子222614202525剣E
ミネルバドラゴンナイト361516181118槍C、斧A
マリスソードマスター412023241812剣A
アテナ剣士162713161810剣B
チキマムクート191410-

 アテナが意外と弱い。それよりも出場枠が…。

おととしの飲み会の帰りだったかな。ふいに飲み友がファイアーエムブレムの話始めたんですよ。一番好きなキャラの話になったらあいつ、勘違いしててさあ。

「チェイニーって可愛いよね。スーパーファミコンの『紋章』で一番可愛い。俺、中学の時チェイニーにハァハァしてて…」

って語りだしたんですよ。ほっとくわけにはいかないじゃないですか。チェイニーは美少女じゃなくてだよ。すね毛も生えてるし他のも生えてるし、髭も剃るよって教えてあげたんですわ。
そしたらさ――あいつの…あんな顔見たくなかった。あれ以来、あいつとの間にできた見えない壁は今も残ってて………

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――はっ、夢か。ジェイガン、突然だけどチェイニーの出撃は今後なしにしよう。美少女に化けて誰かをたぶらかすような気がするんだ…



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